弊社ではスタンダードムーブ社との共同開発で2013年からTurbineを搭載したDrone開発を行っております。最近までは非公開で研究を行い、これまで多くのテストを繰り返し行っております。電動大型Droneでも安定した制御をさせるには多くの苦労を要していました。この経験とTurbineに対しても同等の苦労を得ており、弊社ではドイツ、イギリスとTurbine企業において技術を学び、多くの問題を解決してきた経験をこのTurbineDroneに注いでいる状況です。独自のプログラム、制御系には新たな専門スタッフがこれからは加わり、より大きな未来に対して研究を進めていくことと思います。既に世界を通じて関心を得られている状況でもあり、今後は徐々に実用化に向けた改善、改良を加えていくことでしょう。開発環境も法律に厳しい日本では限界もあるので、国内ではできる範囲の研究開発で、海外でも試験を行う必要は出てくることでしょう。このTurbineDroneの試験において学ぶ要素は多くあり、この研究成果を利用し汎用ドローンへも反映されていくことと考えています。
このTurbineDroneの特徴は、高出力型動力ユニットでどこまでの目標とVisionが得られるのかは未知数です。この試験機のスペックで最大出力は320kgの推力を持っています。この推力は輸送能力と輸送スピード、コストに関して現実可能な目標値へ近づけるための第一号の試験機となります。誰も行っていないことを現実的に開発する。大きなコスト、時間。これらは誰もがやっていないからこそ魅力ある研究開発となり、多くのサポートを得て今後、徐々に理想と現実に向けて改良しチャレンジしていくことと思います。